もし辞書に「不可能」という言葉が載っていなければ、その辞書は不良品である。
「我が輩の辞書に不可能の文字は無い」と言ったのはナポレオンだと知られているが、ナポレオンはそんな言葉を発しておらず、日本語訳の誤りだと最近知った。
実際には「Imposseble n’est pas francais.(不可能はフランス語ではない)」だそうだ。
この言葉以外にもナポレオンは「不可能と言う文字は愚か者の辞書にのみ存在する」や「不可能は小心者の幻影、卑怯者の避難所」などという言葉も残していたそうだ。
映画や小説でもそうだが、外国語の場合、誰がどんな翻訳を行ったかで印象がかなり違う。
まぁ、それにしてもナポレオンは何か「不可能」と言う言葉にこだわるのだろうか。
きっと子供の頃「そんな事は不可能だ、嘘つきナポレオン」なんて苛められたに違いない。