自撮り棒(セルフィー棒)は使っている側からしたら便利なんだけど、周囲には迷惑をかける事もある。

selfie

自撮り棒(セルフィー棒)流行っていますね。

以前、タイの観光地で使っている人を沢山見て、早速屋台で買って使ってみました。

構造自体はシンプルで伸縮可能な棒の先にスマートフォンを固定するアダプターが付いているだけ。

そのままでは撮影できないので有線、または無線のシャッター機能が付いていたり、別売りのリモコンを使って撮影をするのだが、確かに観光地の建物や風景を自分のバックに入れて撮影するには便利だった。

しかも高い位置から見下げたり、ローアングルからというような角度を付けられるのでいつもとは変わった写真を撮る事が出来るし、使い方によっては隙間からや壁越し、走っている電車の車窓、アイデア次第で面白い写真が撮れる。

その自撮り棒(セルフィー棒)だけど、こんなニュースがありました。

世界的なセルフィー(自撮り)ブームとあわせて、棒の先端にスマートフォンを取り付けて撮影できる「自撮り棒」が大流行している。日本の観光地で も、人混みのなかでもおかまいなしに先端にスマホがついた棒がニョキッと伸びている光景が増えたが、海外では規制する動きが出ている。

英ロンドンの美術館・ナショナルギャラリーでは3月11日から使用を禁止し、米ワシントンのスミソニアン博物館が追随。仏パリ郊外のベル サイユ宮殿では自撮り棒を持ち込まないよう呼びかけており、近いうちに正式に禁止する予定だという。台湾の鉄路管理局も感電の恐れがあることからホームで の使用に注意を呼びかけた。

国内でも、たとえば東京ディズニーリゾートは三脚などの撮影補助機材とともに使用を禁止している。

※週刊ポスト2015年4月3日号

以前から言われていた事なのですが、近々大々的に禁止場所が多くなるのでは無いでしょうか?

確かに自撮り棒(セルフィー棒)を使っている人は棒の先にある画面に気が行っているので周りを見ていません。少しでも良い写真が撮りたいので画面を見たまま移動するので周囲の人にぶつかったり、高い所で見下げるように撮ろうとした人が足を踏み外して高い所から転落して死亡したというニュースもありました。

カップ入りのジュースを持って歩いていたら自撮りしようと良いアングルを求めて画面を見ながら白人カップルがぶつかってきてジュースで服が汚れたし、ホルダーから落ちてきたスマートフォンで頭を直撃された事もありました。この時は中国人女性で、落下して画面が割れたスマートフォンを片手にワーワー言ってきたけど、俺の責任じゃ無いし。

そもそも観光値など人の多く集まる場所で長い棒を使うというのもマナー違反なんですけどね。

ちゃんと周囲を確認して安全とマナーを考えて使えばとても便利なグッズですが、そうしろと言っても出来ない人が多いですから混雑する場所ではドンドン禁止にしちゃった方がいいですね。