パチスロ・ブラックラグーン2を打つことは出来るのだろうか。

おいらはパチスロが大好きだった。

だが、タイに移住してからはパチスロを打たなくなったのだ。

当たり前だ、タイにパチスロは無いから打ちたくても打てないのだからね。

その代わりお盆に一時帰国した際には目一杯楽しんできました。

次の一時帰国予定は年末ですから、もちろんその時にもパチスロ楽しんじゃいますよ!

あー、どんな機種が出ているんだろと思っていた時こんなニュースが!

2014/07/23 パチスロ機種 ブラックラグーン2CC(スパイキー) 検定通過!

pachisuro_blacklagoon2
パチスロに興味の無い人には全く意味が分からないニュースだと思うけど、パチスロの機種は警察庁から認定された「一般財団法人 保安通信協会(通称:保通協)」で審査を受け、合格しないとホールでの稼働が出来ない。

今回のニュースは大好きだったパチスロ「ブラックラグーン」の続編が保通協の検定を合格したと言うニュースだ。

これでパチスロ・ブラックラグーン2はホールに導入されることになるのだ。

ネット情報ではホールへの導入は10月6日からとの事で、それだったら年末の一時帰国時に打てるかも知れないとワクワクしていたのだ。

そして10月6日のホール導入を待ち、ネットでの評判を楽しみにしていたのだが・・・

8月28日付けの開発元であるスパイキーのサイトに「【販売延期のお知らせ】「BLACK LAGOON2」の販売延期をさせて頂く事となりました。」とのお知らせが掲載されたのだ。

延期の理由は「液晶のバグ」だとされている。

液晶のバグと聞けば多少の表示の不具合程度なら遊戯中に突然再起動してしまう「VIVAドン」や遊戯中に突然画面が消えてしまう「シンデレラブレイド」等も何事も無かった様にホールで稼働していたのだからあまり問題なさそうだけど、今回は販売を延期して再度検定を通すことになるそうなので単純な液晶バグでは無いだろうと予想出来る。

液晶画面はパチスロ本体内のサブ基板で制御されており、通常時も存在するリールの押し順を液晶の演出として特殊状態の時にのみ表示する事により出玉のリズムを作り出している機種が多いのだ。

今回の液晶のバグがもしこのリール押し順ナビが正常に行われないバグだったらどうなるか。

そのまま出荷してホールで稼働した場合、出過ぎても出なさすぎても問題になってしまう。

アルゼの「サクラ大戦3」もホール導入後に設定1でも出過ぎてしまう不具合が発覚してちょっと問題になったことがあります。

お客にとっては嬉しい不具合でもホールにとっては不良品なのだ。

おいらが通っていたホールでは何事も無く稼働していたが、発覚後に急遽稼働を取りやめたホールも少なくなかった。

今回のブラックラグーン2もサブ基板で液晶を制御していた為、サブ基板の修正が必要になったのだろうと推測される。

サブ基板内部プログラムの変更があった場合、そのままでは出荷する事は出来ないため、再度検定を受ける必要があるのだ。

そりゃそうだ、検定後にサブ基板のプログラムを書き換えることが許されるのだったら検定時よりも波の激しい機種を出荷できてしまう。

そこでスパイキーはブラックラグーン2の販売を延期し、その間に修正して再度検定を通すつもりだったのだと思うが、残念なことに発売延期を公表した翌日にパチスロ機を検定する保通協から9月16日の申請持ち込み分から、新しい基準で検査することになったとの発表が出されてしまう。

面倒なので詳しくは書きませんが、現行のAT機やART機(ボーナス非搭載や、ボーナスが主でない機種)では試験が通らなくなるそうで、9月15日までに検定の受付を終え、その上で合格しないとブラックラグーン2は販売することが出来ない状況になってしまったのだ。

10月20日現在、保通協発表の検定通過機種一覧にブラックラグーン2の名前はまだありません。

修正が間に合い9月15日までに検定に出してあり現在判定待ちなのか、持ち込みが間に合わずにお蔵入りになってしまったのか、スパイキーから公式な発表が無いため知る術ないのです。

すでに検定を通過している「液晶バグありブラックラグーン2」だったらホールに導入することも可能ですが、バグが出玉を大きく左右してしまう仕様なら販売は無いでしょう。

パチスロの開発には多くの資金が必要です。特に今回の様な版権機種はオリジナル機種に比べると出費も多かったでしょう。もしかしたらこれでスパイキーの屋台骨がぐらつく恐れもあります。

もしお蔵入りになってしまっているのであれば今後新しい基準で検定を受け、全く違うゲーム性の機種としてブラックラグーン2が出てくるのを期待するんだけど新基準で作って面白いブラックラグーン2になるかはかなり微妙。

長々と書いてしまいましたが、年末の日本一時帰国の楽しみがひとつ減ってしまったというお話でした。