マールボロについておいらが知っている二、三の事柄

前回「マールボロを吸ったことがあるかい?」で書いたおいらがマールボロを吸い始めた経緯(いきさつ)

今日はその愛煙しているマールボロについておいらが知っている二、三の事柄を書こうと思う。

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マールボロはイギリスのタバコ会社フィリップ・モリスが1924年に女性向けのタバコとして販売が開始された。パッケージ上部のデザインは女性の魅力的な唇をイメージしたデザインだそうだ。1960年代に現在のマールボロのイメージ「マールボロ・カントリー」をキャッチフレーズにし、「マールボロ・メン」をイメージキャラクターにしたマーケティング戦略の大転換を行い大成功を収めた。

日本では1973年に日本たばこ産業(JT)がマールボロ(赤)を販売開始した。

このマールボロは日本たばこ産業により日本人の好みに合わせたフレーバーで生産されていたため、国外のマールボロと比べると全く味が違った。ちなみに日本の空港免税店に並んでいたマールボロは海外からの輸入マールボロのため、日本で販売されるマールボロと味が全く違うのはこのためだった。

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日本でのマールボロ・メンソールの登場は1993年、最初は東京地区限定で販売が開始された。

元々メンソールタバコが好きで、主にマールボロを吸っていたが気分転換にたまにメンソールタバコを吸っていた。マールボロ・メンソールがあればと思っていた矢先にマールボロ・メンソールが登場する。

残念ながらおいらは中部地区に住んでいたが、販売が開始されると同時に世界のタバコを取り扱う書店が独自のルートで東京限定のマールボロ・メンソールを取り扱っていたため販売開始と同時に手に入れる事が出来、それ以降愛煙する。給料をもらったら予約してあったマールボロ・メンソール4カートン、当時の価格で10,000円分を購入して1ヶ月間楽しんだ。1年くらいしてマールボロ・メンソールは全国発売になったので、予約購入もしなくて済む様になった。

2005年4月、ついに恐れていた日がやってくる。

日本たばこ産業とフィリップ・モリスのライセンス契約が終了した。これ以降は日本たばこ産業はマールボロを作らず、フィリップ・モリスが生産したマールボロが輸入され販売される事を意味する。さっきも書いたが、日本で生産されたマールボロは日本人の好みに合わせたフレーバーで生産されていたため、輸入に変われば味も変わる事を意味するのだ。

しかしフィリップ・モリスは日本たばこ産業のブレンドに近い味で日本向けのマールボロを生産する事にした。2005年5月に入り、日本たばこ産業製とフィリップ・モリス製を比べて吸ってみたがやはり吸い慣れた日本製が格段に美味しかったが、フィリップ・モリス製も最初はクセを感じたが概ねブレンドは似ている様で時間と共に慣れていった。

ちなみに日本向けのマールボロには「FOR SALE IN JAPAN」の記載が箱の側面にある。また空港免税店での免税マールボロもこの日本向けに変わったため、マールボロ好きは空港で気兼ねなくマールボロを安く買う事が出来る様になった。

余談であるが、東南アジアで流通しているマールボロは「フィリピン製」でとても重くドブ臭いブレンドだ。これを吸うくらいならスイス製(日本向けマールボロもスイス製が多い)の方がまともに吸える。

東南アジアでマールボロを買う時はフィリピン製じゃない事を確認して買おう!